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2020年4月 5日 (日)

新型肺炎後の世界

著者の岡本 裕明氏はカナダで活躍される実業家。シビアなカネが絡む世界での未来予測はスリリング。当方にもコロナ後は不可逆的な変化を予測しますが、ネットのさらなる普及は成り行き。たとえばオリンピックだって各国で分散開催しネット中継すれば、すればもっともっと盛り上がる。インフラ整備の下心とセットだからカネばかりかかって不純なものになる。日本の観光立国も残念ながらバブルの崩壊。
 
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>今回のCOVID-19がいずれ収まったとしてもその次のコロナがやってくる可能性は大いにあります。その時、私は世界の行動は見違えるほど早い展開をすると思います。つまり、過剰なぐらい「閉じてしまう」のです。
人の行動とは一度苦労し、その解決策を見出すとそれを模範する傾向があります。例えば経済の世界では景気が悪くなれば金利を下げればよいという学習に基づく反復行動があるのと同じです。(それが毎回正しいかは疑問があるのですが実績があるという安直さはあります。)
とすれば経済活動や社会行動においては同じようなことがまた起きるかもしれないという先読みが常に起こるでしょう。これは保守的行動を意味します。
例えばグローバル化でモノ、ヒト、カネはほぼ自由に動き回ることがこの20年の間に作り上げられた地球規模の成長でありました。それが無限に広がると予想したケースは枚挙にいとまがありません。日本政府は訪日外国人が2019年3000万人を超えたことを受け、20年は4000万人を目標としました。2020年の予想をするのは難しいですが1000万人前後まで激減してもおかしくないでしょう。
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世界で飛び回るLCC(格安航空)は数万円で海外旅行の往復航空券がゲットできる世界を作り上げました。ホテルもどんどん作り、インド発でソフトバンクGが出資しているオヨは客室数では世界第2位に躍り出ていますし、APAグループも鼻息が荒い展開をしていますが、グローバル化の右肩上がりがずっと続くという前提のビジネスモデルであるといえるのです。
それは薄利多売にほかならず、質より量で稼ぐという流れを強く打ち出しました。20年前ならそれでよかったと思いますが、今後、その立ち位置は変貌するかもしれません。なぜか、といえば私は今の子どもたちの遊び方にヒントがあるとみています。
子どもは外では遊ばない、だけどゲームを通じて繋がっています。つまり、ネット上での友人との付き合いが彼らにとっては新常識の世代になっています。この子たちが大人になってくると飲み会はネット上でやるのが当たり前になる気がします。「俺、あの店嫌い」「わたし、ビール飲めないし」「魚より肉だよな」といった幹事泣かせの会話はなくなり、家で飲み食いしながら延々とネット宴会するのです。
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これは危機対応のために国家がいつでも国の門扉を閉じられるように人々の行動規範も閉じることが前提になるとみています。「コンサートも別にネットでいいじゃん、そうすればチケット代メチャ安だし、何人でも参加できるし、どこに住んでいても参加可能だし」ということになります。とすれば今まで全国ツアーで10回公演していたのが1-2回で終わるかもしれません。効率は上がりますが、社会の活気は落ちるのでしょう。
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一方、人々が家を活動の拠点とする場合、何が起きるかといえば家が心地よい場所である必要があるのです。まず、家族がそれぞれ個室やプライバシーが保てる空間が必要です。次に自分だけのガジェットがいるでしょう。例えばコンサートをネットで楽しむのはスマホやタブレットではなく、圧倒的没入感があるゴーグル型になるかもしれません。自分のだけのソファといった商品も生まれるでしょう。
http://agora-web.jp/archives/2045261.html

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