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2015年2月17日 (火)

マンション模型の将来性

マンション建設は最盛期の半分。淘汰された模型業者も少なくない。他方で売れているマンションは好立地、高付加価値。量は少なくなるが良いものが売れる時代になるのかな?
読みは難しい。

>空き家の増加を尻目に日本の住宅数は毎年増え続けている。1998年以降の着工戸数(建て替えも含む)は 毎年100万~120万戸。2013年度は消費税率引き上げ前の駆け込み需要もあり98万戸が着工された。
全住宅取引の8割以上は新築で、中古住宅の比率は10%半ばに留まっている。
欧米で7~9割を中古が占めるのとは対照的だ。なぜ日本は新築比率が高いのか。
富士通総研の米山秀隆上席主任研究員は「第二次世界大戦後の住宅政策の影響が大きい」と指摘する。
 敗戦後の日本は市街地が焼け野原になったうえ、外地からの復員者も増えて住宅が圧倒的に不足していた。
政府は住宅建設を行うため、あいまいな線引きのまま農地も宅地に転用して、無秩序に市街地を広げていった。
1950年代には高度成長による建設ラッシュが起きた。都市部を中心に人口が急増し
東京や大阪の近郊にニュータウンが建設された。政府は持ち家制度を奨励し、
住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)が低利融資を行い、住宅ローン減税のしくみも作った。
 量の確保が最優先で、質の良い建材を用いて手入れをしながら長く使うという戦前の住宅建設の概念は後回しだ。
地価は右肩上がりに上昇し、建物に価値はなくても土地の価値は残るため、 早期に住宅を取得することが有利とされた。住宅総数は60年代後半に総世帯数を越えた。
やがてバブルが崩壊し、世の中が不動産価格は必ず値上がりするという「土地神話」の夢から覚めても、
政府は一貫して住宅建設の後押しを続けた。
 住宅はてっとり早い公共投資だ。道路やダムなどのインフラ整備には膨大な時間やお金がかかるが、 住宅は建ぺい率や容積率の制限を緩和すればいい。住宅着工は建築関係の仕事を生むし 家電や家具など消費も刺激するから、効率の良い景気対策になる。昨年末の緊急経済対策には、 住宅エコポイント制度の2年半ぶりの再開が盛り込まれた。太陽光発電や節水型トイレなど省エネ機能を 備えた住宅の新築やリフォームに対して、東日本大震災の被災地で生産された商品などと交換できるポイントを 発行する制度で、国会で2014年度の補正予算が成立次第、実施される。90年代以降も住宅建設は景気対策の柱であり続けている。

 問題は少子高齢化を背景に日本の人口が減少局面を迎えていることだ。2013年の日本の人口は 約1億2000万人。政府は総務省の国勢調査や厚労省の人口動態統計などをもとに2060年には 総人口が9000万人を割り込むと推計している。これは戦後直後の日本の人口とほぼ同じ規模だ。
核家族化の進展で子どもは空き家を引き継がなくなった。戦後に建てられた住宅は質が低いため、 中古住宅としての価値が評価されず、売却や賃貸化が難しい。実際、高度成長期に郊外に建てられた サラリーマンのマイホームは立地条件の不便なところから、次々に空き家になっている。

 国交省は2006年に住生活基本法を制定し、それまで策定していた住宅建設5カ年計画の数値目標を廃止、 新築住宅の質の確保や中古の利活用を打ち出した。同省の担当者は「耐震性の強化や省エネ機能の向上など 住宅政策はすでに量から質へと舵が切られている」と強調する。その割に中古住宅の質を上げていく取り組みが足りないのではないか。

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